タツバキと持田



「……」
「……」
「…ちょっと」
「なに?達海さん」
「何でお前がいるんだよ」
「俺がいちゃダメなわけ?」
「ダメ。今は俺と椿だけの時間なの」
「ぶはっ、いいじゃん。俺は何もしないからさ、勝手にイチャついてなよ」
「気が散るんだよ」
「ふうん…ねえ椿くん、俺がここにいちゃダメなの?」
「へっ!?(ビクッ)」
「ダメだって、なあ?椿」
「え、あ、あの…」
「俺は椿に聞いてんの。達海さんは黙っててよ」
「椿は俺のモノなんデス。つまりは俺の許可も必要ってことになんの」
「うう…っ(顔真っ赤)」
「ていうか公園でその座り方、なくない?なんで椿くん抱きかかえられてんの?」
「な…」
「第三者が口を挟むなよー」
「くくっ、嫉妬しちゃうね。あーETU潰したい」
「ひっ…!」
「やってみろってんだ」
「か、監督…っ!」
「じゃあ、椿くんチョーダイ」
「!?」
「断る」
「ふん、やっぱ気にくわないねえ」
「しつこいんだよ、お前」
「また奪いに来るし」
「何度きても無駄だって」


「だ、誰か助けて…!」



頭上で火花バチバチ



 


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