たいよう
両手を回した程の
ちいさな宇宙です
貴方の肺は未だ酸素のあじを
知らないのです
ゆっくり不安定に自転を反し
頬に感ずる微熱の
耳に展がる音色の
ゆめを
見るのでしょうか
朧ろに現れ往く誕生の期日まで
その時貴方はひとに
そうして宇宙はいづこに
生きることより生まれることに
意味がありますように
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