SHORT


ガシャンッ!!

 「え・・・?」
赤「・・・・・・。」
黄「なんか今嫌な音聞こえなかったッスか?」
青「ヤバいんじゃね?」
緑「落ち着け青峰。今日1位だったかに座の俺の運命はそんなに悪くないはずだ」
黒「ヤバいですね。エレベーター止まってます」
桃「ぇぇぇえ?!ど、どうするの?!」
紫「助けが来るまで待つしかないんじゃないのお?」
赤「緊急用のボタンがあるだろ?」
黒「ダメです・・・何故か分かりませんが繋がりません」
青「おいおい・・・マジかよ・・・・・・」


なぜ私達がここにいるのか。実はここは月間バスケ特集の出版社のそこそこ大きいビルで
取材をしたいのだが担当者の都合でどうしても来てほしいということで
レギュラーのメンバー、そしてマネージャーの私達2人が会社に赴くことになったのだった。


「なんで俺達から行かなきゃならねえんだよ」という青峰君のもっともな文句。
それは全員が抱いていたことだったが担当者がペコペコと頭を下げ
全員分の焼肉無料券をくれたのなら文句の「も」の字も出てこなくなった。
まあ紫原君だけは「スイーツ無料券が良かったなあ」とか言ってたが「「そんなことより焼肉行こうぜ!!」」というノリになり
夜の7:00も回ったこの時間帯でエレベーターに乗り込んだ。・・・そして今に至ったのである。


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