SHORT


黒「・・・大丈夫ですか?桃井さん、名前さん」
桃「うん大丈夫!ありがとうテツ君」
赤「名前、大丈夫か?」
 「う、うん・・・ありがとう!フラッとしただけ」


揺れたのと同時に私は赤司君の方に思いっきり転げてしまった。
よくも暗いエレベーターの中で赤司君は私をキャッチしたものである。
でも靴とか踏まなくて本当に良かった。めっちゃ高そうな靴履いてるからな赤司君。

黄「一体なにがあったんスかね?」
赤「停電か?」
緑「誰か携帯を出せるか?」
桃「携帯あっても圏外なんじゃない?」
緑「いや、明かりがあったほうが安心するだろ」
黒「確かにそうですね。携帯の明かりでも無いよりはマシです」
青「俺のでよければ使えよ」


青峰君がブレザーの中から携帯を取り出しパカッと開いてみせた。
淡い光だが狭いエレベーターの中なら十分だ。皆の顔も見えるし安心感が違う。




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