SHORT


黒「どうしますか?赤司君」
赤「紫原の言うとおり待っていれば助けがくるだろ」
紫「赤ちん俺、お腹空いたよお」
青「俺も・・・腹へってしょうがねえよ」
緑「我慢するのだよ2人共。エレベーターの中は空気が薄い。あまり喋らないようにするのだよ」
桃「テ・・・テツ君と密着・・・・・・死んじゃうかも!!」
 「ちょっと紫原君、もうちょっとそっち寄ってくれない?せま・・・いんだけどッ」
紫「んん?名前ちん小さいから大丈夫だよお」


いやいや!!あなたがデカいだけです。
でも冗談じゃなくて中学生が全部で8人乗り込んだエレベーターはさすがに狭い。
しかも私の隣にはデカい紫原君。そして逆の方向には・・・あ、目が合ってしまった。マジすみません!!我らが赤司様。


紫「赤ちんも詰めてあげてよお。名前ちんが埋もれて潰れちゃう」
赤「名前もっとコッチにくるんだ」
 「これが別のシチュだったらキュンとするのになあ・・・」
青「お前ら全員が胸のデカいグラビアアイドルだったらなあ」
桃「ちょっとやめてよ!こんなときに変なこと言うの!!」
黒「そうですよ。知恵のあるメガネと赤司君がいるだけマシです」
緑「メガネは俺か、」
黄「うう・・・青峰っち近いッス・・・・・・」
青「っせえな・・・もっと詰めろって」
黄「狭いんスから無理言わないでくださいッスよお」
 「黒子君、もう1回緊急ボタン押してくれる?」
黒「分かりました。」


黒子君が緊急用の電話のマークが描かれたボタンを押す。
空気が擦れるような「シャー、シャー」という音が聞こえるだけで何も反応しない。
さすがに不安になってきた。皆の顔にも不安の色が見え始める。




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