変態マネージャー


ジメジメした季節になると、名前の性癖も徐々に現れてきた。




 「黒子くん、おはよう!!」
黒「あぁ、おはようございます名前さん」
 

「黒子君のフェロモンだあハアハア」なんて言いながら黒子の腕を掴み、黒子の顔の前で鼻をヒクヒクさせる。
周りの目が気にならないのだろうか、アイツは。


緑「やめるのだよ、名前。目に余るのだよ」
 「なんだい緑間君!!嫉妬かい?」
緑「なにをフザけたことを言っているのだよ。そんなことあるわけが」
黒「緑間君、僕はいいですよ全然」
緑「黒子・・・」
黒「なんだか緑間君がヤキモチ妬いてるみたいで面白かったので」


・・・そうだ、黒子にはそういうところがあるんだった。



「黒子君って案外、腹の中は真っ黒だよね、“腹黒子テツヤ”」
黒『なんですか、“腹黒子”って・・・。嬉しくないです』
赤「いつまで無駄話をしてるんだ。練習始まるぞ」
緑「赤司・・・」
 「赤司様ぁぁぁぁぁぁぁあ!!」(((^0^)))



・・・赤司様?



赤「また名前か・・・。朝から黒子にちょっかいを出すな。」
 「皆して黒子君にヤキモチ妬くんだ・・・バスケ部ってホモ部なのかな?」
黒「僕は正常です」
緑「その言い方だと俺と赤司がホモみたいなのだよ。」
赤「名前、体育館100周!!」
 『うぇいッ!!(了解!!)』


何故か赤司に命令された名前は嬉しそうに体育館を走っていた。
もちろん5周位したところで何かを思い出したように走るのを止め
フラフラと何処かに行くのがいつものオチなのを皆は分かっていた。
実際に100周なんかアイツは絶対に走らないのだよ


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