変態マネージャー



 「んと・・・あ、け、ま、し、て、お、め、で・・・」


12/31の夜。名前は携帯を操作をしながら年賀メールを打っていた。
と言っても11時くらいにフライングして送ってきた人のメールを見て思い出したわけで
「今から可愛くデコっちゃおうかな☆」とか考える暇もなく打っていた。
とにかくクラスメートの人へ送る分と小学生の時に仲の良かった人に送る分と・・・
好きすぎて辛いバスケ部の人達に送る分を作成していたら年なんか明けてしまうだろう。


「んあ―――ッ!!やめたやめた!!どうせ明日会うんだしバスケ部にはいいや。
  桃井ちゃんだけには送ろうかな・・・。桃井ちゃんは親友だし私の嫁だし。
  ああ、でもそしたら緑間君にも送りたいなあ・・・お世話になってるし・・・。
  いや待て!!我らが主将である赤司君にもメール送りたいし・・・
 ましてや黒子君には今からでもいいから会いたい!!抱きしめたい!クンクンしたい!!!!」


年末ということで部活がないことから皆に会えずに寂しすぎて1人、携帯を持ちながらバタバタする名前。
すると・・・ヴーヴー"と携帯がバイブでメールの受信を知らせた。


「黄瀬君・・・?」


予想外の相手に首をかしげ名前はメールの受信ボックスを開いた。




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