変態マネージャー

黄「お釣りッス!!ありがとうございましたッス!」
 「わあ・・・並んできたね!!」
桃「宣伝役があの目立つ2人だからっていうのもあるかもしれないわね」
黒「あの・・・ずっとこの格好なんですか?」
桃「テツ君可愛い!!」


黒子君は服は制服だけど頭の上に黒いネコミミのカチューシャを装着していた。
それだけでいいのだ。黒子君は普通にそれだけでイケる!!だって可愛いから!!


黄「黒子っちはまだいいッスよ・・・俺なんてバンパイアッスよ?」
 「黄瀬君wwクッソイケメンww」
黄「褒めてるんスか?褒めてるんスかそれ?!」

全身を赤司君に無理やり仮装させられた黄瀬君。見事に金髪にバンパイアはマッチしていた。
そして隣で苦笑する桃井ちゃんは今までの中で一番おいしそうな桃井ちゃんだった。
桃井ちゃんは赤と黒の魔女の衣装を身にまとっていた。
短いヒラヒラスカートからチラリズムする白い太ももを遠慮なくガン見する私は変態などではない。
ましてやいつもより強調されたおっぱいを見ても私は変態などではない。


青「俺はハロウィンとどういう繋がりがあるんだ?」
 「知るかよw」
青「俺だけポリスとかおかしくね?!」
 「うん。どっちかっていうとお世話になるほうが似合ってる・・・うああ!!
  冗談だよ!ごめんってば!!ひひゃひ!!ひひゃひ!!(痛い痛い!)」


青峰君にブニブニと軽くつねられた頬をさすりながら青峰君の骨盤に目が行く。
青峰君の強面な顔は警察官の服がよく似合っていた。
ネクタイを緩めてダルッと着こなしている感じのギャップが良い感じ。
なによりキュッと絞められたベルトのおかげで青峰君の形の良い骨盤が強調されてハアハアする。
今すぐにでも触りたい。抱きつきたい。


「だかひゃ、ひひゃひっへば!!(だから痛いってば!!)」


視線に気付いた青峰君が「この変態」と言って頬を軽くつねる。
・・・軽くって言ってもアホ峰君の力だと大分痛いのだ。

 「変態じゃないよ!!」
青「人のことジロジロ見やがって・・・これでも結構恥ずかしいんだからな?」
赤「似合ってるじゃないか青峰」
青「・・・赤司」
 「赤司君!!!」
赤「名前も似合ってるよ」
 「・・・う、うん。」


赤司君はと言うと何を考えたのか海賊衣装を着ている。
怖いくらい似合っていて格好いいけど今日の赤司君は本当に楽しそうだ。
赤司君って割とコスプレとか好きなんだね。ウケるわ。


青「っつかなんで名前は男装?」
 「そうだよ!桃井ちゃんみたいな可愛い格好したかったよ!!」
赤「俺の言うことは?」
 「ぜったーい!!・・・・でもやっぱ可愛い格好したいよ!!」


そうなのだ。私は今、黄瀬君に貸してもらった制服を着ている。
ちょっとサイズは大きいけどこれを着て髪の毛をウィッグでショートに見立てているのだ。
しかも拳にはメリケン。・・・私は不良か?!


桃「すごく可愛いわよ?今のままでも」
 「桃井ちゃん優しくしないで!!傷がエグられる!!!」
黄「なんか黒子っちみたいッスね!小さくて」
黒「それは僕が小さいって言いたいんですか」
青「ってか赤司もなんで名前をこういうふうにしたんだ?」
赤「面白いからに決まってるだろ?」
黒「なるほど」
黄「納得する要素あったッスか?!」
 「終わったらみんな写メ撮らせてね・・・私を慰める意味で」
青「考えとくわ。普通にパスだけど」
黄「俺は構わないッスよ」
桃「一緒に撮りましょ?」
赤「青峰、お前も強制だぞ」
黒「青峰君ズルいです。一緒に写りましょう。そして一緒に黒歴史に名を刻みましょう」
青「おいテツまで変なこと言ってるぞ」


こうして無事、文化祭は終わった。




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