変態マネージャー


合宿の帰る日の前日、4日目は雨が降っていたのだよ


桃「これじゃあ、外での練習は無理ね」
紫「どうするの赤ちん、」
赤「この近くにジムと体育館があるスポーツセンターがあるから行ってみよう」
黄「そうッスね!!」
緑「・・・ん?どうした名前?」
 「・・・え?」
青「はしゃぎすぎて熱でも出たか?」
 「違う違う!見たいテレビ録画してくるの忘れちゃってさあ!!」
黄「本当に大丈夫スか?」
 「平気ッスよ大丈夫ッスよ」
黄「ここって笑うとこッスか?」


・・・どうしてこの時、名前の変化に気付いてあげられなかったのだろうか、


練習中もいつものような黒子にちょっかいを出したりするのもなくなっていた。
それどころかいつも構ってくれる青峰のところにも1回も行かなかった。赤司に注意されることもなかった。


・・・少しおとなしすぎやしないか?



赤「名前!なんかあったのか?」
 「・・・ぇ」


さすがにおかしいと思ったのか赤司が名前に話しかけた。テレビを録画しそびれただけでこの変わりようは確かにおかしい。


赤「具合が悪いなら無理しなくていい」
 「いや、そういうんじゃないんよ」
赤「さっきから誰にも迷惑をかけていないのはオカシイだろ?」
 『迷惑かける前提の存在なの?!私?!』
赤「ほら、珍しくツッコむなんてやっぱり頭を打ったんだな」
 「違うよ?!」
桃「私も思ってたのよ。名前ちゃん大丈夫?」
 「大丈夫、大丈夫!!ほんのちょっと考え事してただけだから!!」

やはり、いつもの名前ではないのだよ


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