「ギャリー、あたし、ギャリーが邪魔なんだ。」


「え、ちょ…いきなり何を言うのよメアリー。アタシ今すごく傷付いたわ…。」


「だってみんなギャリーが大好きなんだもん。あたしだって好かれたい。」



いきなりそんな会話を仕出した二人に私はただ眺めていた。

今のメアリーは何かがぷっつんと切れたらしく、真顔でギャリーに本音を告げている。

そんなメアリーにいきなりのことでギャリーはしょんぼりて落ち込みながらもメアリーの話を聞いていた。

もちろん、私は参加せずに見守る。



「……だからって、何でアタシを責めるのよ。」

「だってギャリーかっこいいとこばっかり持ってっちゃうから。」


「当たり前じゃない、男はいつだってかっこよくなくちゃいけないの。女の子を守るのがアタシの役目よ。」


「……やっぱり、ギャリーは邪魔だよ。」


「なんでよーっ!」



『意味分からないわ!』と喚くギャリーに私はとりあえず落ち着かせるように撫でてあげたら今度は拗ねたようにそっぽ向かれてしまった。




「ギャリー邪魔。」「アタシの方が本当は嫌われてるんじゃないかしら…。」


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