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「お前!何勝手に倒してんだよ!」
ヘリの中で、ムクロの怒声が反響する。
しかし、ノジアは平然と答えた。
「アバドンは射撃訓練に丁度良くてな。」
ヘリから構えたスナイパー型の神機。
地上に見えるのは、小さなアバドンらしき生物と神機使いが数名。
「…的小さいし、動き速いし。」そう続けるノジアを「的だと!?」と遮ったら首を傾げられた。
盛大に舌打ちをこぼす。
「チッ。……近くで見れたかもしれねぇのにっ。」
最後は尻すぼみになって消えていった。
それでも、聞こえたらしい。
「………見たかったのか?」
「っ!?うるせぇ!!」
また、ヘリに怒声が響いた。



→あとがき

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