朝焼けが目に染みる早朝。爽やかな小鳥の鳴き声と冷たい風。昨夜閉めるのを忘れていた窓のせいで、部屋の中は少し冷えていた。寒い寒いと呟きながら窓に向かうと見慣れたオレンジ姿。金髪を朝日に煌めかせ青い瞳は空よりも澄んでいる。

「ナルト!」

「おス!!」

「どうしたの、こんな早い時間に。珍しいじゃん、任務?」

「いや、違うってばよ」

「じゃ、なに?」

いつもみたいに明るい笑顔を浮かべるナルト。

「朝飯食いに来たってばよ」

「え、朝ごはん?」

「そー」

そう言ってごく自然な流れで靴を脱ぎ始めた。

「何で急に…ってゆうかまだ早くない?」

「なんか今日は早く起きちまって。俺ってば暇だったし、そしたらなんか名前の顔が浮かんで、たまにはいーかなって……って、確かに早すぎるってば」

既に靴を脱ぎ終えたナルトは私の部屋のベットに座って時計を見上げていた。

「…急に顔が浮かんだとか、どこのホストよ」

嘘みたいな言葉を軽く批判してみながらナルトの靴を玄関に運んだ。それからナルトの隣に座ったらなんかナルトが嬉しそうに笑っていたから私も頬が緩んだ。

「んー、でもまだ朝ごはん作ってないよ」

「じゃあ朝飯は名前で」

「変態」

かわいい顔して、言うことはいつの間にか男になっちゃって。唇に温もりを感じながらそんなナルトもありだなんて考えていた。

「じゃあ、いただきまーす」

「って、ちょ、」

にしし、なんて悪戯に笑いながらナルトが覆い被さってきた。いや待って流石に朝からはちょっと。

「ね、ねえ、ナルト」

「ん?」

たくましい胸板を押し返しながら見上げる。

「私まだ眠いしさ、一緒に二度寝しよーよ」

「えー、今からいいとこなのに?」

「馬鹿、変態、朝ごはん作ってあげないよ」

「わかったってば…」

小さい子供みたいに拗ねたナルトがすごい愛しくて、精一杯抱き締めて横になった。

「でも、これはこれでいいってばよ。名前の匂いがするし、あったけー」

すりすりと頬擦りするのがくすぐったくて笑ったら、ナルトも笑った。
それから二人していつの間にか寝てしまった。



とある朝の事
(それからごはんを食べたのは)
(二度寝から起きたお昼過ぎ)






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最後の括弧内ひどい←
ごはん食べた時間とかどーでもいi(ry
朝日を見て思い付いた話
早起きは嫌いだけどナルトが来てくれるなら何時でも起きます寧ろ寝れない





mae ato
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