「僕の兄さんは長らく戻ってこないんだ」
「母さんたちはどこかで野垂れ死にしてるんだろうって言ってる」
「悪たれ悪ガキだったからね、仕方がない」
「でも僕にとってはたったひとりの兄さんなんだ」
「ほとんど覚えてないんだけどね」
「それでも血のつながった兄さんなんだ」
「ねえ、僕が君を助けたこと、覚えていてね」
「兄さんのこと、連れてきて」
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