俺は信じない | ナノ


▼面接




四次試験が終わり最終
試験会場まで俺達は
飛行船の中で過ごす事に
なった。




「……」

『ゴンの奴、ずっとあの
調子なのか?』

「そうだ」

『何かあったよな、
絶対』




ゴンが苦笑いするなんて
よっぽどだ。ったく、
アイツは。




『クラピカ、話聞いて
こようぜ』

「あぁ」




その時




「45番の方」

『チッ、タイミングの
悪ィジジィだな』

「こら、ユエ」

『俺、行ってくるわ』




チキショー、ネテロの
ジジィめ。今呼ぶんじゃ
ねぇよ、バァーロー。



コンコン。


「どうぞ」

『失礼します…』

「何じゃ、いつにも
増して不機嫌じゃの〜」

『誰のせいだ、この
やろー』




かっかっか、と笑う
ネテロをぶん殴りたいと
思ったのは今だけじゃ
ない。あー、腹立つわ。




「それは、兎も角じゃ。
質問に入るぞ」

『どーぞ』

「お前さんが注目しとる
受験者は誰じゃ」

『良い意味で言うなら
99番、403番、404番、
405番。悪い意味で44番
だな』

「ほぉ。次の質問じゃ」




ネテロのクソジジィのことだ。ろくでもねぇ質問を考えてやがんだろうさ。




「この中で、戦いたくない受験者は誰じゃ?」




ほらな。




『さっきの番号の奴等。
特に44番は勘弁』

「ほぅ。質問は以上じゃ」



めんどくせぇな。ホント。



「ユエ」

『あ?』

「強くなってきたな」

『かもな』




俺は、そういって部屋を出た。ネテロの親父があぁ聞いたってことは最終試験は試合になるんかね。まぁ、可能性が高いってだけで違うかもしんねぇしな。












面接

(アイツ等はどこいった?)