俺は信じない | ナノ


▼四次試験




「ユエ、起きろ」

『んぁ?レオリオ、
ハヨッス』

「おぅ、ってそーじゃ
ねぇよ。抽選始まっから
さっさと起きろ」

『おぅ、って何の抽選
だよ』

「次の試験の順番を
決めるらしい」




クラピカの説明によると
四次試験はナンバー
プレート争奪戦みたいな
ものらしい。くじを
引いて、引いた番号の
プレートを持ってる奴
からプレートを奪うと
いう単純ルール。正直、
めんどくさい。




『自分のナンバー
プレートが3点、引いた
くじと同じナンバー
プレートが3点、
その他が1点なのな』

「そういう事だ」




まどろっこしいルール
だな。もう少し簡単に
しろよな。




「次、45番」

『あ、俺だ』




何番になるかな?




「ユエ〜!」

「ユエ姉!」

『お、どした』

「「何番引いた!?」」

『あー、99番』

「!」




そう言った途端、
キルアが構えた。
可愛いな。




『クックックッ…』

「からかったな!」

『いや〜、キルアは
可愛いな』




自然と苛めたくなる。
アイツらはこんな可愛く
ないから。あ、訂正。
末っ子は可愛いわ。




「それより何番
なんだよ」

『俺は、45番』

「え、自分の番号
じゃん」

『おぅ』

「そういう場合ってどう
なんの?」

『俺のプレートは6点分
になるらしいぜ』

「狙われやすいんじゃ
ねぇの、ユエ姉」




だよな、そこだよ。
何とかしねぇとな。
ヒソカと一緒にいれば
誰も寄ってこねぇよな。
…やっぱ、やめた。俺に
良い事ねぇや。




『そういうお前らは
何番だよ』

「俺は198番、誰だか
わかんねぇケド」

『あ〜、あの3兄弟じゃ
ねぇか?』

「あ〜、アイツらか」

『ゴンは?』

「それが…」




ゴンが引いたくじの
番号を見た瞬間俺と
キルアは目を見開いた。




『…ご愁傷さん』

「そう言う事言わない
でよ〜!」




ゴンが引いたくじは44番
って、ヒソカだよなぁ。
あぁ、問題ばっか増えて
いく。














四次試験

(あぁ、めんどくせ)