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2021/11/24

▽ 追記
こんにちは、いつもお世話になっております。
こちらこそ、GX連載を最後まで追いかけてくださって、そして感想まで!ありがとうございます!
「とりあえず始めて見たらいいんじゃない?」の言葉で始まったこの連載が、まさか二か月とちょっとで本当に完結を迎えることになるとは、二か月前の私は想像もしていませんでした。
それほどまでにGXに対する熱がすごかったんだな……と我ながら自分で自分に驚いています。

読み終わってしまうのが悲しいめっちゃわかります……。私も、「GX連載終わってしまうの嫌だ……」と思いながら、涙を堪えながら書いていました。ちょっと前までは「早く三期を書かせろ!」「早く四期を書かせろ!」って思っていたのに、いざ書き終わりが近づくと「何故連載が終わってしまうんだ…」という寂しい気持ちでいっぱいです。

今だから言える話、最終話は11/12に三話書いてupして終わりましたが、実は完結した11/12の前日、11/11にはすでに3話中2話書けていて、最終話も2/3は書けている状態でした。なので、upするまでは勿論連載は終わらないのですが、個人的には前日で既に燃え尽きていたというか、寂しさで一杯で、あまりの名残惜しさに一気にupするのがはばかられて、upするのに抵抗があったくらいでした。
それくらい、終わってしまうという現実が寂しくて、辛くて、終わったときには「書き終えたんだ」っていう達成感ももちろんありましたが、それ以上に「GX終わっちゃった……」という寂しさのほうが強かったです。毎日仕事が終わって丸一日小説を書いて、それが日課になっていたので、今はその生活がなくなってしまい手持無沙汰になったような気持ちです。アニメを見てシーンをひとつひとつ確認しながら、GXの思い出に浸りながら書いていたので見入ってしまい中々筆が進まなかったのもいい思い出です。

私の思い出話はここまでにして(!)GX連載の二人の話。
そうです、十代とかなたちゃんは二人とも恋愛するという過程をすっ飛ばして家族になっていたので、「恋とは果たしてなんぞや??」みたいな感じだったんですよね。
「だって好きなのは当然だろ?家族なら!」ってヨハンみたいなこと言いだしそうな勢いで、二人の距離感がバグっている状態な二人。でもそんな明るく純真な今の二人からは想像もできないような背景があるからこそ、こうしてきちんと大人になっていけた気がします。

子供ゆえに十代に呪いの言葉を発してしまったかなたちゃん。子どもゆえに自分が何とかしないと、ってそれを一人で一身に受けてきた十代。そのお陰でその言葉で縛り付け、縛られる依存関係が生まれていました。そしてそれが長く続いて慢性的なものになり、自分たちではそれが依存関係だと気づけなかった二人が、三期の出来事をきっかけに自分たち自身の心の弱さ、恐怖、不安に気づき乗り越えていったお陰で、四期では「そういう心の弱さも誰かと一緒なら乗り越えていけるから心の闇にはなりえない」って結論に至ったわけなのです。
三期とか、自分で読み返してても、十代が事あるごとにかなたちゃんのことばっかり言ってて、良くも悪くも子供らしく誰かに縋っている様子が目に見えて分かるなと思いました。だからこそ、四期でお互いを信頼して離れていても大丈夫だと思えるようになったことは二人の大きな成長だと思います。個人的には四期で「アカデミアに残る」と言い出したかなたちゃんが、一番それが出てるかなと思っているのですが、それが伝わっていれば嬉しいなあと思います。

エドは書いててクッソ楽しかったです!!!!(大声)それが伝わっていただけでも嬉しい……。
二人に影響を与えられる大人なキャラなら他にもいっぱいいるのに、それをエドというキャラにしたのは、やっぱりエドという人間がかなたちゃんにも、十代にも近しい所があるのが強いです。やっぱりヒーロー使いですしね。甘やかしあってばっかりの二人に厳しい事を優しくも厳しく言えるのはエドかなあって気がします。特に二期の三角関係のとことかは書いててニコニコしました。勿論それで自分の想いが叶わなくても、エドが彼女を好きな気持ちや、手助けしたいという気持ちは本物で、勿論十代に助けられた恩もあるので、エドはそんな振られた過去があっても常に二人をセットにしてみている所がいい男だな〜と思います。決してどちらかの幸せだけを願っているんじゃなくて、エドも十代を認めて、十代とかなたちゃんの間柄を認めて自分ではそこに入ることができないと分かっているからこそ「二人」の背中を押してくれるんですね。こいついい男過ぎる……。私のエドはやっぱり大分私の贔屓が入っている気がします()

かなたちゃんはこれからは孤児院でみんなのお姉さんとして穏やかに過ごしていきます。きっと昔、あんな闇に満ちた子だとは子供たちは思わないでしょうね。一番大きいのは「十代本位」の考え方ががらっと変わったこと。行動理念が変われば自然とそこに伴う心境も変わり、落ち着いた性格になっていくのかなと思います。
十代に「幸せでいてほしい」って言われたことがこれは一番大きくて、やっと自分は幸せにはなっちゃいけないって自戒から解き放たれて自分がしたいと思うことに素直になれたことが大きい気がします。今まではこうしたい!と思ってもそれが最終的に十代の非になって返ってくる場合やめていた場合も多いので。勿論そこには十代なら大丈夫だという信頼があるのもあります。私も「本当に幸せになってくれ……」と思います。

個人的に、ミコトちゃんは定期的に服を送ってくれたりしてくれるのかなーと思ってます!後は可愛い個人用デュエルディスクとかな!汎用デュエルディスクじゃつまんねーもんな!ヘルヨが使ってたかっこいいやつとか覇王様が使ってたかっこいいやつみたいなの作って下さい!
就職場所もKCなので、気軽に会えそうなのがいいですね。十代と一緒にエビフライつついててくれねーかな!

原稿はささみさんのお好きなように書いてください!もうのびのびと!ページ数も気にせずがっつり書いちゃって大丈夫です。寧ろ読めるだけで私は幸せです。本ができるまで俺たちのGXは終わらないぜ……!

最後に。
繰り返しになってしまいますが、この連載自体、ささみさんのありがたーいお言葉で生まれたもので、それがこうして完結まで書き切れたこと、私にとっても大きな思い出(そして同時に寂しさ)を生み出した尊い作品になったことが、本当に今も嬉しく思います。
GX自体は原作180話もある超大作、書きだした頃は「早く三期書きたい」と思うくらいで、まさか書き終えられるとは本当に思っていませんでした。書き終えた時には涙が止まりませんでした。きっとこうして書き終えられたのも、ひとえにいつも追いかけてくれて、応援してくれたおかげです。でなければきっと完走は出来ませんでしたし多分連載も生まれていませんでした。
それがこうして形に残すことができたので、感謝の念に堪えません。

本当にありがとうございました。またこれからも楽しく夢活しましょう!

七夜