「ん、ちゅーして、ちゅー」

「貴様は何を言っているのだ」

両手を伸ばしておねだりするも色白彼氏様はフンッと向こうを向いてしまった。

「いいじゃん!ちゅーぐらい減るもんじゃないよ!さ・あ!こっちに顔向けて!」

ほっぺたを掴んで無理矢理向かせてぶっちゅーしようとした、が。

「こっ、こっ…この愚民めが!!」

「あいたっっっ!!!!!!」

カミュの頭突きがおでこにヒット。あ、なんかお星様が見える…

「はしたないぞ!貴様それでも俺のこ…」

急にどもるカミュの顔はほんのり赤く私の悪戯心に火をつけた。

「なになに〜?俺のこ?こ、何〜?」

ずいっと近寄っておちょくるとますます真っ赤に染まった。可愛い!



(おい、ちょっと来い)(なあにー?…うわあ)
(俺が作ったーキを食べさせてやろうと思ってな。感謝しろ有り難く食せ)
(ちょっと用事思い出した、かも…ははは)
(逃がさないぞ?)(いやああぁ!!)



ちゅーして!
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