学校がお休みの日曜日。皆で雷門の皆さんと練習試合をしに来ました!
「ふわあああ生かぜまるくん…!」
パシャパシャと写真を撮っていたら、かぜまるくんが此方に目線をくれた。このチャンス逃してなるものかとシャッターを押す。…あれ、カメラがない。
「なまえ、帝国ベンチはそっちじゃないぞ」
「ゆーくん…!今シャッターチャンスだったのに!」
「悪いな風丸。写真はちゃんと処分しておくから」
「あ、いや俺は別に…」
「あ!あすかちゃん久し振りー!」
「おー、なまえ久し振りだなー」
「…悪いな、ああいう奴なんだ」
「…いや、俺は別に大丈夫だ」
何やらゆーくんが言っているけど気にしない。そっとカメラを取り返し、かぜまるくん撮影開始。流石イケメン。離れても近寄ってもイケメンだよ。
「…声に出てるぞ」
「!…びっくりした。あーくんどうしたのー、…あ、勿論あーくんもかっこいいよ!」
あーくんの大きい目がさらに大きく見開かれて、うるせえとか何とか言いながら回れ右をしてしまった。あれ、耳が赤い。照れるあーくん。…シャッターチャンス!
「…何撮ってんだよ」
「えへへ、秘密ー!…あーくん、今日は腹チラ期待してるね!」
「ふざけんな」
真っ赤な顔のあーくんに殴られた。照れ隠しにしては、痛いよあーくん。
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