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[中村あやSide]


よく健太から相談を受けてた。
私はそれにちょっと嫉妬しながら聞いてたっけ。
ネットに好きな人がいるって。
でもあきらめなきゃいけないよねって。
健太が弱ってるときに告白した。
悲しみにつけ込んだ。
だってネットなんかのよく分からない女なんかに
健太をとられたくなかったから。
私の方がずっと健太のことが好きだもん。



やっと手に入れたのに…。

どして?

なんで例の女が会いに来たの?


彼が手を離した。


冷たい風が吹き抜ける。

そしたら、
よくわかんないけど、
すごいことになってるようだったけど

止めになんて入らなかった。

でもすごいいい気分がした。

ああ。私が嫉妬してやまなかった彼女。
彼女が今血に染まっていく。

彼女死ぬんでしょ。

健太には彼女がいるから。

私。そう私がいたから嫉妬して嫉妬して嫉妬して

死にたくなったんだ。

じゃあ勝手に死んじゃえばいいじゃんか。

おまえなんか死んじゃえよ。

邪魔なの。健太には私がいる。
早く。この世から。
消えて。邪魔なの。
死んじゃえ。

邪魔な女がいなくなってくれた。
ああ。

すごくいい気持ち・・・・・・・・・・・・・。


健太?
これからは本当に二人きりで
幸せを築いて行こうね!



  





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