Main あいりちゃんの口から 他の女の子との楽しい話が出てくるたび 私はいらいらする気持ちを押し殺して、 その話を聞いていた。 醜い嫉妬が心を満たして、 あいりちゃんがほかの女の子と話をしている 間はずっとあいりちゃんを見ていた。 私が見ていること。 私がずっと思っていること。 少しでも気付いてほしくてずーと見てた。 けど、やっぱり気付いてなんてくれないよね。 あいりちゃんには… 私以外にも。友達が当たり前にいるし。 私以上に。 最高の友達がいるだろうし。 だから…あいりちゃんは私の事を きっと大好きなんて思ってくれない。 それが…こんなに辛いことだったなんて。 思わなかったな。 ただ私はあいりちゃんと沢山お話がしたいだけなのに………。 あいりちゃんは、他の女の子のところに 行っちゃうんだね…………。 もっと私と話をして、 もっと私を見てほしい。 あいりちゃんに…愛されたい。 ← → Back |