南円
・兄弟パロ
・南雲→中2くらい
・円堂→4歳くらい
・まもるくん視点なのでほぼひらがな
・読みにくい
・すばらしく読みにくい
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「はるや!はーるーや」
「…」
おれのあさいちばんのおしごとは、かおをあらうことでも、ベランダのはちにうえたチューリップの水やりでもない。
おれのにいちゃん、はるやをおこすことからはじまる。
「はやくおきろーがっこーちこくするぞ!」
「うーん…」
さっきからこのくりかえし。
おれが何回もはるやをおこそうとするけど、まったく目をさまそうとしない。
これはいつものことだけど、さすがにちょっとつかれてしまう。
でも、はるやはてーけつあつって言うびょーきだから、あさおきれないって言ってたし、かあさんがしごとでいないあいだは、おれがしっかりしないといけないんだ。
だから、よくおれはかあさんに「守はお寝坊さんね」って言われてたけど、あさははるやより少しだけ早おきできるようになったんだ。
へへ、えらいだろ!
はるやは今日もなかなかおきてくれない。
そこでおれは、
「むぅ、はるやがおきないのがわるいんだからな!」
「えい!」
と言っておれははるやの上にいきおいよくとびのった、とどうじにはるやから「ぐへっ」とへんな声がきこえたが今はきにしちゃだめだ!
だってはるやががっこーにちこくしちゃうから。
「はるやおきろー!」
おれは耳もとでさけんでやった。
すると、いきなりバサっとふとんがはるやの手によってはがされ、おれはゆかの上にほうり出されてしまった。
「いったーはるやのバ「バカは守だろ!いきなり耳元で叫ぶやつがあるか!」」
「あぅ…だってはるやがおきないのがわるいんだぞ!なのになのに…ふぇ」
はるやががっこーにちこくしないようにがんばって早おきして、はるやをおこしてあげようとしたらおこられてしまった。
どうしようどうしよう、
泣いちゃだめだとおもえばおもうほど目からぽろぽろとなみだがあふれてくる。
「あ゙ー」
ガシガシとはるやがあたまをかく音がした。
おこられると思いびくついていると、ふんわりとはるやにだきしめられた。
「ごめん守。俺が悪かった」
はるやはよしよしとやさしい手つきで、おれのあたまをなでてくれた。
「いつも起こしてくれてありがとな。」
って言いながら、なみだでぐしゃぐしゃになったおれのかおをタオルでふいてくれた。
「ぐすっ…もっ…はるぅおこってない?」
「てか怒ってねぇよ。ただいきなり叫ばれたからビックリしただけだ。ほら、もう泣くな男だろ!」
「おこってない、ほんと?」
「本当だ」
どうやらはるやはおこっていたわけではなかった。
「よかった。おれはるやにきらわれたかと思った」
「はっ、それはねぇよ。それより守、俺のことは兄ちゃんと呼べって前に言ったよな?」
「えー、だってはるやははるやじゃん!」
「えーじゃねぇよったく。兄ちゃんの言うことが聞けない奴はこうしてやる!」
さっきまでやさしくあたまをなでてくれてたのに、きゅうにはるやはなでる手に力をこめてぐりぐりとあたまをかきまぜてきた。
「わわっはるやいたい!」
何だかはるやがたのしそうに笑ってるから、おれもたのしくなってきてふにゃりとえがおになる。
はるやといっしょだと、すごくあんしんできるんだ!
かあさんがしごとでいなくても、はるやがいてくれるからさびしくない。
はるやといっしょにいれる、そんなじかんがおれはだいすき!
はるやもそんなきもちでいてくれたらいいな。
「あ」
「ん?」
だから、おれはとびっきりのえがおであさのあいさつをした。
「へへーおはよう、はるやにいちゃん!」
にいちゃんはちょっとビックリしてたけど、
「あぁ、おはよう守」
ってえがおでかえしてくれるんだ。
そんな朝のはじまり
(あぁーはるやがっこーちこくするー)
(あ゙ぁー!)
―――――――
読みにくい
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