コンビニエンス・ラブ | ナノ


※ギャグっぽいしもねたじゃないしもい感じのがでてきます※


あれから、謙也くん達とファミレスで話を何回かした。私も休みがあけてもう時間帯が合わなくなりそうだから、たぶん夕方の遅い時間なら会えるであろう事も話した。
彼らと話すのは大学の友達と話すのよりも楽しい。時間も忘れちゃうし。
彼と一緒にいるより、有意義に時間過ごせると思うしあああああああああ…

「ああもうほんとどうしよ」

叫びたいほどに嫌気ばかりがさしている。その原因というのが…いま……一応、付き合ってる彼がいて。うん。その人、実はあんまり好きじゃないっていうか。友達だと思ってて、告白されて別にいいかと思ってそのままオッケーしちゃったから、恋愛感情を相手に抱けずにいる。

そして、根本的原因のメールが言うことにはだな、「なんで遊べないの。俺の事嫌いになった?」だと。

私は忙しいの!バイトだってあるし仕送りもちょいちょいだし、勉強しないと特待の援助金でないから遊ぶ時間あったら勉強か金に変換したいの!

それでいつになくイライラ。
仕事はミスってばっかだし化粧も失敗したし、別れてやろうかなんて何度も考えた。
けど、

「見た目は順調にいってるような感じだしなあ」
「何が順調なの?」

レジに立ってぼーっとしていたら、テノールの声が耳元にした。そうして振り向くとバイトの先輩(男性)が私の後ろでにやにやしていた。こいつ…。

「お付き合いですよ。いわゆる男女交際」
「あれ、彼氏いたの?」
「単純にコクられておっけーしたのが一人います」

別に他にいるわけじゃないけど。
ボソボソと一人で愚痴っていたら「恋愛の師匠、このおにいさんに打ち明けてごらん?」とかほざきだしたので一発殴っておいた。お前はナンパしかしないだろ。
でも、それからぽつりぽつりと話したけど。

乗り気じゃなかったこと。この前、ヤろうって言われて前戯の途中で怖くなって拒否したこと。本当は身体にコンプレックスがあってそれで出来ないっていうかヤりたくない事とか。
今回捻れさせているのは相手で、ただ情緒不安定になっただけ。だからこそ縁を切るのは難しい。
だから、悩んでるんだって。

「うーん、そのまま修復しちゃってまた問題があったら縁切っちゃいなよ。そのコンプレックスの話も相手に話したら?」
「いつになく先輩が優しくてキモいのでそうしておきます」
「前半が余計なんだぜ」
「キモいんだぜ」

感謝はしてるんだけど。解決してからお礼したいんですよ。
嘘じゃないったら。
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