Who are you?(ゆめにっき、先生)


「あなた、誰?」

いつも通りに自室で曲を弾いていると、いきなり部屋に見知らぬ少女がやって来た

この少女は…?

……ああ
そういえばこの前窓付きちゃんが「現実の人間が私以外にいる」と言っていた
もしかしたらその人間がこの少女なのかもしれない



「ピロロ」

「…?ごめんなさい、言葉がわからないの」

やはりこの子で合っていたようだ

何故窓付きちゃんの夢に他人が介入しているとか、姿の違う私達が怖くないのかという事は気に止めないことにした
考えていると一日が(外は宇宙なので時間の感覚は曖昧だが)終わってしまいそうだ

「素敵な音ね」

褒められたのだけれど、どう反応を返せばいいのだろうか?
とりあえず窓付きちゃんがしていた“おじぎ”というものを真似してみよう

「あら貴方礼儀正しいのね。
ねえ、よければ何か一曲弾いてくれない?」

何かと言われても私が弾くのは曲のような曲ではないのだけれど…

「何でもいいわ、貴方が好きな…いえ、やっぱり貴方の曲が聴きたい」





即席で出来上がった曲は拙かった

(ところで貴方のお名前は?)

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