突然の同居しようぜ発言を断れるわけもなく最低限の生活用品を揃えてもらってしまった、さらに住ませてもらう条件として家事全般を任されたのだけれど…
いやね、私は家事があまり得意ではないんですよ。洗濯物を地面に落として踏んだり、味付けなんか目分量でいけるんだーって適当に入れてたら塩水みたいなスープできちゃうし…ハンディさんにはもちろん文句を言われたけどハンディさんのおいしい手料理が食べれたからよしとする。
「おはようユキ」
「おはようハンディさん」
そういえば橙色さんはハンディという名前らしいです
「それはそうとおじいさんや」
「おい、誰がじいさんだ」
「気にするなやい、ここの村に来て数日が立ちました」
「ご用件を簡潔にお応えください」
「外へ出たい」
「却下」
「えー…だって私小学生じゃないんですよ、門限とか長めに設定されててある程度色んな所へ出歩ける高校生なんですよ。少しくらいいいじゃないですかー!」
「いや流石に一人はまだな…当分俺と一緒に外出すること、それなら許可してやる」
「本当!」
「但し、約束を守ること。いいか?」
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