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「店長なんかすっごく素敵なスマイルだったわけ!なんか私泣きそうだった、今から5分でフロア掃除してきてってはぁ、ほんと泣いてもいいですか状態で。でも他のみんななんか我関せずとか知らねぇぞ、ってまぁどうせしたくないからこっち目合わせてくれないしもうどうしようもなくてうわぁああん!!ってちょっと臨也聞いてる!?」

私が今日バイトで起こったことを話しているというのに臨也はパソコンと向かい合っていた。人が話しているときはその人の顔、目を見なきゃいけないんだってことは小学生だってちっちゃな子だって知ってることなのに。あぁもう!イライラしてたからなんだか余計にいらいらしてきたわ、どうしようかな。このイライラを隠しきれない!


「君は話を細かくしすぎなんだ。まぁ人間の話っていうのは実際に話したいことは1割で他はいらないものだっていうからびっくりだよねぇ。ほんと、結はその人間そのものだよ。だから俺は結が好きだ、愛してるさ。」


だからだからだから!それを聞いてもあたしは全然嬉しくないってこと臨也は知らない。人間というカテゴリーに振り分けられている気がして、どうしようもなく嫌になってしまうのだ。あたしはこいつのなんなんだろう、とか彼女ってどういうものだっけ?とかそんな疑心暗鬼に陥る自分だってこんなあたしはあたしらしくなくてきっと臨也にはバカにされちゃう。でもそう思ってしまう。本当にいろんなイライラが体中にまわりまわって、ぐちゃぐちゃになってしまいそうよ!




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不完全燃焼です、!

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