俺サマに恋しなっ!(跡部)



ヤバい。



もう、我慢できない・・・・





人生初めての告白で、あんなにズタズタに言われるなんて、

思っても見なかった。




『うっっ。。』




一筋の涙が、私の頬を伝っていく。


それに続くように、どんどん溢れてくる感情。

もう、止められない。




「あ〜ん?何泣いてやがる。」




こんなときに、登場しないでよ。




そんなことを考えていたとき、


私の頬に、指が触れる。




「いいザマだな。」


そう言って、フッと笑う跡部が目の前に居た。




『笑いに来たんなら、早くどこかに行ってよ!!』


つい、怒鳴り口調で言ってしまう。




「フッ。そんな顔で言ったて、誘ってるようにしか思えねーぜ。」




『誘ってなんかない。』

なお、強気に反抗する私に、跡部は


「俺サマに恋しな。そうすりゃ、楽だぜ。 

俺は、お前を泣かせたりなんかしねーから。」




くさいセリフを、真顔で言う跡部に


不覚にもキュンっとしてしまった。









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