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眠気と君(白石)

「ふぁ〜。」



自習って眠い。
先生に注意されることがないし、皆がざわついてて、
居眠りに気づかないから、ついつい気が緩んじゃう。





『―――――――――zZZ。』




「コスモス〜。寝るなや〜。ちゃんと自習せい。」


ふいに、
クシャっと頭を掻きなでながらそんなことを言われた。








『ぅ。 ん?』



こんなことするのは、あいつだけだ。





『折角、気持よく寝てたのに…。そっとしといてよ〜。』




私が皮肉交じりに云うと、




「姫さんのきれいな寝顔は、テニス部だけに見せといてな〜。」


 さらりとかわされてしまう。




しかも、恥ずかしいセリフを飄々と言ってのけるのが、蔵ノ介。







『お姫じゃないし。
   しかも、部活中に居眠りはマネージャーとしてダメでしょ。』


自分で言うのもなんだけど、まともなことを言った気がする。







「授業中の居眠りも学生としてどうかと思うで。」


ダメだ。

蔵の方が一枚上手って感じ・・・





『ケッッ。』



「俺に勝てへんからって嫉妬するなや〜。」




最後の一言無かったらまだマシなんやけど…





「全部。顔に出とるで〜自分。」











2011/11/22   完成




まとまらずに御免なさい(-ω- )←

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