鈍感な君(丸井) 「どう、天才的?」 そう言って、綱渡りを決めたのは、言わずとも分かる丸井ブン太。 クラスの人気者ってか、学年の人気者だし、ファン多いし、 なのに… 「コスモス!!さっきのちゃんと見てたか〜??」 ブン太は試合が終わると直ぐにやって来てくれる。 それは嬉しいんだけど、 あたし彼女じゃないし、それに… 『視線が痛い…』 「??俺が見つめすぎって?」 いやいや。周りの視線ね。 当のブン太は気付いてないけど、ブン太がここに来る度に 睨まれてるのはあたしなんだよね… 「丸井!!部活中に女子と話すなどたるんどる!!。」 「ゲッッ。真田。」 真田君に見つかっちゃったし… 鉄拳食らうんだろうと思うと、ブン太が可愛そうになる。 だからこそ、あたしのところになんか来なくたっていいのに… 「じゃあ、俺行くな。 天才的な俺の妙技ちゃんと見とけよ!!シクヨロ。」 いつものようにそう言って去って行く… 鈍感な君に私の思いはいつ届くのでしょうか? 2011/11/17 完成 - - - - - - - - - - 感想は、お気軽に Mailからどうぞv(o´∀`o)v |