図書館(リョーマ) 『う〜〜〜ん。あーーーー。』 「ちょっ!コスモス煩い。」 『あ。ごめん。』 只今、彼氏のリョーマと英語の勉強中―――。 ま。さっぱり分からんのだか… 『だって。ココ分かんない…』 「そこ超簡単だよ。教科書見れば分かる。」 『・・・』 分からない問題に、極めつけはリョーマのこの冷たい態度… ホントは嫌々一緒に居るのかな? はぁ。 段々リョーマの事分からなくなってきた。 英語みたいに。 「コスモス」 ドキッッ 『な、なに?』 ビックリ仰天!!((( 突然リョーマが名前呼んだと思ったら、顔をあげると目の前に、リョーマの顔!!! 「そんなに分からないんだったら今日は、教えてあげようか?」 ホンマですかいな!(( ビックリしすぎて偽関西弁出てきたよ。 『ホント??』 「うん。ココはね・・・・」 リョーマが折角教えてくれてるんだけど… ドキドキしすぎて、勉強どころじゃないよッッッ! 「コスモス?ちゃんと聞いてるの?」 『えっ?あ、うn』 Chuッッ ??? 何が起こったか分かった瞬間私は自分でも分かるほど、赤く染まっていた。 『キ、キス――――!!い、今キスッッ』 「コスモス驚きすぎ。付き合ってるんだから当然でしょ。」 『え。。。』 「コスモス。大好きだよ。」 リョーマがこんなにもすんなりと、“好き”と言うなんて知らなかったから、つい、ポカンとしてしまう。 「コスモスさ。俺と居ると不安?」 『い、いや。全然そんなことなぃ』 「嘘はダメ。」 私が全ての言葉を言い終わる前にそう言われた。 「俺さ、不器用だしあんまり好きだとか言葉に出来ないけど...」 一瞬言葉を止めるリョーマ。 「コスモスのこと、この世の誰よりも好きだし愛してる。これだけは自信持って言える。だからコスモスも不安に何かならなくていい。」 『リョーマ。』 顔を赤くしながら、いつもは言わない言葉を慎重に選んで言ってくれるリョーマが物凄く可愛くて、愛おしく見えた。 『ウチもリョーマの事大っっ好き!!』 パチパチ… 拍手??? 「コスモスってマジで馬鹿。」 『なんでさっ!』 さっきの甘い雰囲気とは一転。 「ココ図書館なんだけど。」 『あッッ!忘れてた。』 「俺もコスモスもまだまだだね。」 - - - - - - - - - - 感想は、お気軽に Mailからどうぞv(o´∀`o)v |