笑顔が一番(謙也) 「なんか、元気ないな。」 色々あって落ち込んでいた私に、そないな風に話しかけて来たんは、 ヘタレの謙也やった。 『まぁ。うん』 つい、テキトーに返事をしてまう。 謙也は、そんな事全く気にしていない様子で ストンと私の隣に、腰を下ろした。 「あんまりウジウジしとったら、ユウジになるで。」 『なんで一氏が出てくんねん!』 こんな状況でも、すぐさまツッコミを入れる私は、凄いと自分で思う。 「ウジウジ一氏やねん。」 『・・・・』 自慢げにそう言った、謙也がバカっぽくて、 つい、笑ってしまった。 「やっぱ、コスモスは笑顔が一番やな。」 満足したのか、それだけ言って立ち去って行った謙也。 『ヘタレに助けられたわ・・・・・・』 本気でそう思った。 『謙也、おおきに!!!』 謙也に向かって、そう叫ぶと。 あいつは、左手を上げて。 「どういたしまして。」 と、返事を返してくれた。 “謙也カッコええわ” そう思ったんは、ココをの中に封印や。 ほんま。おおきに。 2011/08/28/ 完成 - - - - - - - - - - 感想は、お気軽に Mailからどうぞv(o´∀`o)v |