小説 長編 | ナノ



01

また、あいつ転びよった。


「阿保ちゃうか?」

あいつを見ていてつい独り言を言ってました。





「誰が阿保なん??財前!」




「謙也さんは気にせんとってください。じゃ。俺用があるんで。ほな。」





「おまっ。俺の事先輩や思ってへんやろーーー!」


謙也さんがそう叫んでいるのが聞こえたが
ココは無視や。




俺はあいつにすぐ近寄る。








「バラ先輩。気を付けてください。先輩すぐ転びはりますから。」




『あっ。財前君。ありがとう。』




「気にせんでええですよ。それと…」





俺はそこまで言って止まってしまった。



『??』




「俺の事は光でええです。」







そうなん??
彼女はそう言って笑う。







「/////」





多分俺いま、メッチャ赤くなっとる。
ヤバい。はよいかな…






「じゃ。俺はこれで失礼しますわ。」

そう言って即座に立ち去る。



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