小説 長編 | ナノ



それはね…

「それは恋!!!」


『名無し声大きすぎだよ。』



現在、お昼休み。

さっきの出来事を名無しに報告してるんだけど…



「ふがぁが!!!」




口を塞いでても、大きな声でまだ何か言おうとしてる。





「ぷは〜〜。ごめんごめん。
  ついつい興奮しちゃった(笑)」




『ごめんじゃないよ〜。
  でも、此処が屋上でよかった。』



というのも、青学の屋上には、意外と誰も来ていない。


噂によると、校長が物陰に隠れて、生徒の話を盗み聞きしてるから…
  とか言うのを聞いたことがある。




「でもさ、青学テニス部のルーキーに荷物運びを手伝わせるなんて、
 流石バラだわ。」



『べっ、別に手伝ってもらっただけで…』



「まっ。バラの初恋がどうなるか、
 私としてはす―――ごく面白いわ〜。頑張ってね〜。」



名無しのニコニコしてる笑顔のときって、
いいことないんだよね…

絶対楽しんでるし!!

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