小説 長編 | ナノ



鳳side

―――――――時は戻り部室にて





「記憶喪失なんて、
大変なことになりましたね。」


これは、本心であり、
マネージャーが良い人だって事は、
十分わかっている僕たちだからこそとても心配している。



「あぁ。なら、会いに行っても、
覚えてないってことだろ。見舞いにも行けねぇじゃねーか。」





確かに宍戸さんの言う通りだと思う。


顔を覚えて無いのなら、お見舞いに行っても、
誰だか分からないので、不審がられるだけだ。




「じゃあ、なんで跡部とは話せたんや。」

「そうだCー」



跡部さんだけを、覚えてるってことは無いだろう。




「もしかして、
レギュラー陣のこと覚えてるんじゃないですか??」



そう言った瞬間、




キラキラとした、みんなの目が一斉に俺に向けられる。




「なんでそう思うんだ長太郎。」


「せやで。たったこれだけの話の中でなんで、
そないな風に思ったんや?」




確かにふつうは、そう思うと思う。



「跡部さんは、先輩と普通に話せてるわけですよね?
記憶喪失の人が、跡部さんだけを覚えてるって
おかしいと思うんです。

だから、レギュラー陣なら、
覚えてるんじゃないかなって。」



そういうと。



確かに・・・ と、皆賛成してくれたようだ。






そのあとも、跡部さんと、忍足さん、宍戸さん達が
何か話し合ってるみたいだったけど

内容はイマイチ分からない

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