小説 長編 | ナノ



07

僕がバラちゃんを面倒だって?


言った覚えがない。実際そんな風に思ったこともないし、口に出したことも...







あ!
あの時ちょうど大石とあの話をしていたんだ。













〜〜〜〜〜〜部室にて〜〜〜〜〜〜

「大石。ちょっといいかい?」



≪ああ。どうしたんだい?不二。≫





「英二に1つ伝えておいて欲しい事があるんだ。
“抱きついてくるのはいい加減に終わりにしようか。”ってね。
バラちゃんが居る時にそうなると色々あって面倒なんだよ。」





≪あ〜。そうだね。不二は……≫









ガサッッ。  部室の外から音がする。

「「??」」

スタスタスタ....  誰かが走っていく

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜














そうゆうことか。部分部分しか聞き取れなかったから。あぁ。





次から部室では、ああいう話はしないでおこう。
それに...





他にも反省すべきところが沢山ある。




でも、今はこっちの方が先だ。

       







***


「―――――――――というわけなんだ。」








今までの説明を受けた。
ということは、




『全部私の勘違い!?私の勘違いに色んな人を巻き込んで…』




あぁ。私ってなんでこんなに馬鹿なんだろう。
私はあらためて自分を馬鹿だと思った。





「あ!それともう1つ伝えたい事があるんだ。」

『え?』






もう一つ伝えたいことって。
次こそ・・・











「バラちゃん、今度の夏祭り一緒に行かないかな?」

『は??』

 全く予想していなかったデート(?)のお誘いに私は、口を開けっ放しにしていた。




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