06 やっとバラちゃんに追いついた時彼女は知らない男に絡まれていた。 それを見た瞬間。 「僕の彼女に触らないでくれるかな。」そう言ってしまった。 ≪チッ。男が居たのかよ。≫ 彼らがそう言って立ち去って行ってくれたのには助かった。 「バラちゃん!大丈夫??」 僕がそう言った途端、 『不二先輩!!』 バラちゃんは、そう言ってしばらく僕の腕の中で泣き続けた。 バラちゃんが泣き終わったころに、僕は1つの疑問を口にする。 「ねぇ、バラちゃん。なんで急に走って逃げたりしたんだい?」 **** なぜ。私が逃げたりしたのか・・・・・・・・・ あ!!! ハッとして不二先輩から離れた。 理由なんて決まってる。自分で分かってて私に質問してるの? あぁ。先輩が分からない。 気付くと私の目からは、また一筋の雫が流れ落ちていた。 『不二先輩。もういいんですよ?迷惑なら私に笑わなくていいんです。 話しかけてくれないくても…いいんです。 もう………。もう、私に構わないでください!!』 「はい?」 『私。あの時、聞いたんです。部室の前で。不二先輩が話してるのを。』 そう言って不二先輩の顔を見ると彼は珍しく、ポカン?としていた。 **** - - - - - - - - - - 感想は、お気軽に Mailからどうぞv(o´∀`o)v |