小説 長編 | ナノ



03

『別にええで。』






よっしゃ!屋上に誘うとこまではOKやな。
でも、どないしよ。これから先…






考えとる間に屋上についてしもた。





『ポカポカしてて気持ちいいな〜。』





「今の季節やったら、屋上は最高やと思いますけど。」


あ〜。何か緊張してきたで。

柄でもない。俺って実はヘタれなんかもしれへん。





謙也さんよりはましやと思いますけど。








『う〜〜〜ん。何か眠くなってきた...』



そう言ったバラ先輩は、うとうとし始めた。







仮にも1人の男の前で寝ようなんて、なんて無防備な人なんだ…





「はぁ。」





ゆうしかあらへんな。

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