なんなの。もうほんと真ちゃんてなんなの。天使なの?

「眠れるわけねえだろーが緑間あ!」

深夜なのであくまで近所迷惑にならない程度だが、声を張り上げ緑の頭をつつく。
けれどあの後満足そうに鼻をならしたきり、こいつはあっさり眠りについてしまった。そしたらもう滅多なことじゃこいつは起きない。いっそ叩き起こしてしまおうかとも思ったが、気持ち良さそうな穏やかな寝息を聞いていたらそんなことはとてもできない俺は大概甘いのだろう。
寝るの早すぎ、と言いたいところだが、時刻が時刻だから仕方ないというのも事実であるし。

「……卑怯だぜ真ちゃん」

まったく、真ちゃんからのキスなんて激レアにも程がある。不意打ち過ぎてしばらく身動き取れなくなっただろうが。
おまけになおさら眠れなくなったんだけど。なのに元凶のお前があっさり先に寝るとか不公平じゃね?


 


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