こねた | ナノ


▼高尾と黒子2



「真ちゃんを縛ってみたい」

「……今度はなんなんですか」

「いっつも強気で完璧で可愛くて純粋な真ちゃんが俺にいいようにされているのを拝みたい」

(ほんとになんなんでしょうこの人)

「そんでもって涙目になりながら高尾やめるのだよって言われたら俺鼻血噴いて倒れる自信ある」

「声真似が異様に上手くていっそ腹立たしいですね」

「で、黒子、どうやったらうまくやれると思う?」

「知りませんよ。縄でも持って突撃でもしたらいいじゃないですか」

「いや、絶対返り討ちにされるだろ。俺と真ちゃんの体格差考えろよ!」

「はいはいそうでしたね。むしろ君が縛られたらどうなんですか?」

「女王様か……それもたぎるな……」

「すみません冗談です。本気で悩まないで下さい」

「まあ俺も冗談だけどな!やっぱやんなら俺がやりたいわ」

「そうですか」

「あっ!真ちゃんの弱点とか攻めればいいかもな。怯んだ隙にちゃちゃっと縛っちゃえばよくね?」

「はあ」

「んー、真ちゃんの弱点かあ………猫とか?」

「ああ、そうですね。中学時代も猫を見ると硬直してましたし」

「よし決定!じゃ、俺猫探しに行ってくるわ!またなー!」

(緑間君に逃げろってメールしておきましょう)





ゲスペックについて考えてみたらただの残念な高尾さんになった
たぶん真ちゃんの前ではちゃんとハイスペックだよ!愛がちょっと暴走しちゃっただけだよ!
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2013/06/22
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