こねた | ナノ


<赤司様とむっくん編>
※赤司様すら振り回す暴走高尾さん




「やあ、高尾和成。久し振りだね」

「うおっ!?……赤司!?」

「俺もいるよー」

「紫原……ここ東京だぜ?つーかなんで夜道で待ち伏せしてんのよ」

「お前に用があったからだ」

「赤ちんの家のヘリで来ちゃった」

「お前んちヘリあんのかよ」

「当然だ。……ところで、その大事に抱えているものはなんだい?」

「あ、これ?」

「あー、それ帝光中の卒アルじゃん」

「へへ、青峰からふんだく、いや、買い取ってきたんだ」

「いくらで?」

「五万積んだらもういいわってげっそりした顔で追い出されちゃいました」

「……敦、後で大輝を慰めに行くぞ」

「……りょーかーい」

「で、高尾。ちなみに卒アルの目的は」

「ショタかわいい真ちゃんにきまってんじゃん!もー、赤司ってばなに馬鹿なこと聞いてんのさ。あ、もちろん今の真ちゃんが一番だけどな!」

「……うわあ」

「……聞くまでもなかったな。やはりテツヤの報告は本当だったらしい」

「へ?黒子がどうかしたの?」

「テツヤから電話があってね。真太郎に悪い虫がついているらしいじゃないか」

「えっ嘘!?俺の真ちゃんに!?誰だよ面貸せや二度と表歩けないようにしてやる」

「ねー赤ちん、これをヤンデレっていうの?」

「そうだね。でも変態と言ったほうが正しいかな。というか敦はいつそんな言葉を覚えたんだい」

「室ちんが教えてくれた」

「まさかの帰国子女か」

「赤司情報サンキュっ!俺ちょっと今から黒子に詳しく聞いてくるわ!」

「えっ」

「赤司もその悪い虫を払いに来たんだろ?一緒に叩きのめそうぜ!」

「……足、はやいねー…」

「いや、悪い虫ってお前のことなんだけど……」

「赤ちん、俺たちも黒ちんのとこ行こっか」

「そうだな。……僕をスルーするとは良い度胸じゃないか、高尾和成」

「赤ちん、笑顔怖い」



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2013/08/09
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