こねた | ナノ




「真ちゃんの夢が見たい」

「心の底からどうでもいいですね」

「寝てる間も真ちゃんといちゃついてたい」

「……何で緑間君こんな人と付き合ってるんでしょう」

「そりゃあ俺真ちゃんの前ではハイスペックな彼氏やってますから」

「自分で言っちゃう高尾君に驚きが隠せません。緑間君早く気づいて下さい君の彼氏変態です」

「でさあ黒子、枕の下に写真を入れる作戦を実行したいんだけどさ」

「これまたベタですね」

「どの写真がいいのか、いっぱいありすぎて決めらんないんだよね」

「はあ」

「で、こいつらが最終候補。どれがいいと思う?」

「……何でどの緑間君も服を着ていないんですか?」

「そりゃあ着替え中だったりあれの後だったりするからよ」

「もしかしなくても盗撮ですよね。訴えられても知りませんよむしろ僕が訴えましょうか」

「大丈夫、真ちゃんに見つかるようなへましねえよ」

「……もう嫌なんですけどこの人。一応聞いておきますが、せめて服を着ている緑間君じゃダメなんですか?」

「んー、まあ真ちゃんだったらどんなのでもいいけどさあ。できることなら夢の中でもやりた「はいアウト」って聞いてきたのそっちだろ!?」

「これ以上は聞きたくありません。というか、こんなにどうでもいい用事なら僕帰りますよ」

「ちょっ待てって黒子!お前はどの真ちゃんが一番いいと思うんだよ」

「知りませんよそんなこと。決められないなら全部突っ込めばいいじゃないですか」

「それ名案!」

(……緑間君、頑張って下さい)
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2013/06/22
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