そーしゃるなねっとわーくに捧ぐ、僕の幸福 | ナノ

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「……君!…お君!邦男君!」
ふ、と我に返ると天宮が俺の名を呼んでいた。
「どうしたの?ぼーっとしちゃって。」
あ……。気がついたときには天宮はケラケラと笑っていて、俺は適当にいいわけをしてこの場を乗り切った。つか、なんで下の名前なんだよ。と、どうでもいいことまで思い返せるほどに我を取り戻した頃、なじみの居酒屋に到着した。




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