そーしゃるなねっとわーくに捧ぐ、僕の幸福 | ナノ

 1


「松田君!」

 しごとが終わり、帰る準備をしていたら茶髪のよく似合う長身の女性、同期で入社した天宮が声をかけてきた。俺は、彼女の方へ向き、
「何?」
と、素っ気なく返答する。その問いに対して天宮は俺の素っ気ない態度をさして気にした様子もなく含んだような笑みを浮かべて、

「飲み会、行くよね……?」




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -