人と人の間には偶然などなく、ただ必然あるのみ。



※ハンター夢主。占い師が病み気味


「ナマエさん……」

そう私の名前を愛おしそうに呟く占い師、イライ。今すぐにでも逃げ出したいが、私は今占い師に壁へ追いやられている状態だ。他のハンターと比べて身長が小さいため、見下ろされている。ゲーム中ならもちろん攻撃しているが……今は違うため、ルールを違反しないようぐっと堪える。

「僕達が出会ったのは、偶然ではなく必然だと思うんです。」
「は、はぁ……」
「こうしていつも会えたらいいのに……」

そう呟きながらぐいっと顔を近づけるイライにびくりと反応すると、嬉しそうに、

「可愛いですね……ナマエさん。」

と言いながら、彼は私の両頬に手を当て顔を包み込んで来た。嬉しそうに口角を上げる彼は一体何を考えているのだろう?目隠しのおかげで彼の目が見えないことが、きっと、唯一の救いだ。







×
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -