ダイエット
(ムジュラ後の大人リンク)
私って……ちょっと、太ってるかもしれない。
と、気づいてしまった。太ももやお腹の肉が……結構掴めるのだ。私はリンクと付き合っている。リンクは私の太ももをよく触ってくるのだが……あれってもしかして、太いぞ痩せろよって伝えようとしてるのかもしれない。ど、ど、どうしよう。痩せなきゃ!!
まず、痩せるって伝えてリンクを安心させよう。こんな、肉が掴めてしまうような女は嫌だとフラれる前に。
そして私は、
「リンク、私ダイエットするよ!」
と、リンクと二人になったタイミングで言った。うん、これでダイエット成功できる気がしてきた。有言実行ってやつを成し遂げて見せなければ!そう思っていると、リンクはガシッと私の両肩を掴んできた。
「何言ってるの?ナマエは痩せなくて良いからね!?」
え、何その必死の形相。めっちゃ怖いんだけど。
「や、痩せた方がリンク喜ぶと思って……」
リンクの気迫につい押され気味になる私。リンクはきっと、ダイエットを応援すると私が太っていると遠回しに伝えることになるから気を使ってくれているんだろう。優しいからなぁ。そこまで気を使わなくていいのに。
「いやいや!ナマエは今のままで良いって!本当に!」
「え……お腹とか、太ももとかめっちゃ掴めちゃうよ?」
「それが良いんだって!!!」
リンクの大声にビックリする。なんでそんなに必死なんだ。
「えぇ……」
若干引いていると、リンクは真顔で、
「ほら……わかる?エロいの。わかる?このむちむちな太ももとか、ドツボすぎて怖いよね。なんでナマエはこんなにエロいの?」
と言い出した。そして、リンクの手が私の腰からお尻、そして太ももまで下りてくる。それはそれは厭らしい手つきで。
「ひゃぁ……!ちょっと!リンク!」
私が抵抗してもやめず太ももを撫で回したり掴んだりしてきたので、全力で逃げようとしたが結局リンクの部屋にお持ち帰りされた。