僕には好きな人がいる。それはもう、伝えられないほど愛している人物が。 彼は人間嫌いな僕の心を強く引いた。今までそんな人いなかったんだ。 彼と話してたら凄く楽しいし、興奮する。だってね、童顔な顔とか上目使いとか可愛くて仕方がないんだよ。たまに頬も赤く染まるんだ、これは脈有りじゃないのかと思ってるんだけど…… 「どう思う、ブラック?」 「そんなの知るか!好きな奴がいるならソイツにやってやれ!出逢って早々に抱きつくな気持ち悪いぃい!!」 「あははー、愛が痛いなぁ」 鳩尾を容赦のないエルボーで思いっきり攻撃される。痛いけどなんだろ、興奮するね!僕の下半身のアンテナが色々受信しそうだよ。勿論受信するのは彼限定なんだけど。 「僕は君が好きなの。好きな奴にやれって言うんなら、やってもいいよね?むしろ僕としてはヤりたいんだけど」 「気持ち悪いこと言うな!」 「君だって満更じゃないんじゃないかな?あ、今の上目使い可愛いー」 「睨んでんだよ馬鹿!」 うふふ、素直じゃないなぁ。でもそこが可愛いよね。なんかビンビンきちゃうよ。 これが皆の言うツンデレ、て奴かな? 「頬も赤くなってきたよ。照れてる?」 「怒って気持ちが高ぶってるから、顔が赤くなってんだよ!」 「気持ちが高ぶってる……大丈夫?僕が冷ましてあげようか」 「がっちりホールドするな!!」 ブラックの首を後ろからペロリと舐める。いい匂いもするし、なんか甘い気がする。 ひぎゃ、とか色気のない声が聞こえたけど気にしない。きっとヤることヤってる最中はアンアン泣いてくれるだろうしね! そうだ、ブラックが他の誰かにとられないように、僕の人っていう証をつけておこう。 「っ…い、たぁ……離せ離せ離せ何してんだよ!」 「何って、キスマークをいっぱいつけてるんだけど…」 「なんで男の俺をそういう対象で見てんだ変態!」 「君だからだよ。大丈夫、僕と君が皆の前でイチャイチャしてても顔が整ってるから邪魔はされないよ」 「さらっと自分がイケメンって言うとこムカつくー!くそ、それが本当なのもムカつく!!」 「君だって整ってるから。童顔だし、可愛らしい顔だからちょっとスカートはいたら女の子に見えるんじゃない?」 「死ね」 褒めたつもりだったんだけど…童顔なの気にしてるみたいだから地雷かな。 そんなこと考えてると足を思いっきり踏まれる。うあ、痛い…痛いなぁ、あー…興奮する。 ドMになったつもりはないんだけどなぁ。でもブラックとだったらSMプレイも素晴らしいかもしれないな。今度道具でも買っておこうかな… 「やっぱ俺はお前が嫌いだ!だいっきらい!」 「…………」 「どうだ、ふられたんだからどっか行けよ!」 「愛情の裏返し、だね。好きなのに酷くしたくなるとかそんなのかなぁ。素直じゃない君が可愛くて可愛くて僕はもう色々と爆発しそうだよ、でも素直な君も見てみたい…」 「爆発しろっ!」 今度は僕の大事な部分を思いっきり蹴られる。 痛くて前屈みになる。…彼は知らないのだろうか、ここを蹴られるのは本当に辛いことを。 痛いなぁと感じていたが、段々と…あれ、なんか少し快楽を感じていたみたいだ。 僕のアンテナが少し電波を受信している。息が荒くなる。あぁもっと!!癖になりそうだよ! 「股間蹴られてなに喜んでんだキメェエエ!!」 「ブラックだからだよ。ふふ、ちょっと2人でいいことしようか…」 「1人でやってろ、ちょ、近寄んな、近寄んなよ…!!」 照れているのか抵抗するブラックをお姫様抱っこして、僕は意気揚々と駆け出した。 この変態、手遅れです (誰か助けろぉおお!!) ―――――――― 犬丸様リクエストのN→→→黒です。 ギャグ小説目指したんですが、これギャグなのでしょうか…!?内容に沿えてなかったらすみません…! Nさん変態バッチコイ!とのことでしたので、変態の部分は張り切って書かせていただきました(笑)書いてて凄く楽しかったです! では、リクエストありがとうございました!!BW発売おめでとう! |