【メモ】あんな妄想こんな煩悩いっぱいあるけど


留三郎

農家、6人の中では一番貧乏だった
名前の通り三男で上に兄が二人いる(お姉ちゃんが1人いてもいいかもしれない)
家計を助けるためにきり丸よろしくアルバイトとかしてきたので手先は器用になった
後の用具委員の下積み時代である←
両親と兄達と自分のアルバイト代で学園に通ってる



伊作

寺の息子か、もしくは善法寺の和尚さんに引き取られた子か
どちらにしろ両親はいない、小さい頃に流行り病で二親とも亡くしてからは、父方の実家である寺で暮らしてる
そこで和尚さんが民間療養所みたいな事やってて、両親を亡くした悲しみも手伝って医療に興味を持ち始める
学園に入学した本来の目的は医療の勉強で将来は町医者にないたいと思ってた
時々着てる袈裟は和尚さんのお下がり





↓で、こっから過去妄想的文食満

食満家は貧乏なので子供も充分に育ててやることができない、なので留三郎の留の時には「ここで留める」的な、末っ子決定みたいな意味も込められている(ってどっかで聞いたことがあるようなないような)

でもある時お母さんが赤ちゃんを身ごもってしまった
当時弟がほしかった留三郎は大喜び
「いつ生まれるかな」ってニコニコはしゃぎながらお腹を撫でていたんだけど、何故か両親の表情は日に日に暗くなって行った
そして数ヶ月後、さあいよいよ生まれるぞという日に留三郎は家に向かって走っていた
手に持っているのは「弟にあげるんだ!」と頑張って自分で作った風車、みんなを驚かせようと思ってこっそり作りに行っていたのだ
息急き切らして家の戸をあけた留三郎
けれどそこには、赤ちゃん用の布団を囲んで静かに涙を流す家族が座っていた
布団には誰も寝ていなかった

それで全てを理解した留三郎、しかし両親に向かって何をしたんだと泣いて問いただすなんてしなかった。だって他の"満足に子供を育てていけない家"では"これが普通"なのだ。更に言えばもしかしたら留三郎も弟と同じ運命になるかもしれなかった、ただ生まれてくる順番が違っただけ、自分と弟との間に"留"という線が引かれてしまっただけなのだと、留三郎は悲しい程に分かっていた

だからかもしれない、末っ子だけはちゃんと生かそうと、両親も兄達も頑張って留三郎を学園にいれてくれた、留三郎もそれに答えようと頑張った
学年が上がると当然後輩ができる、後輩達は可愛い、もしかしたらこの子達に弟を見ているのかもしれないと思いながら、留三郎は後輩の面倒をみた

そこに来ての文次郎の「自分はいらない子」発言である
留三郎の頭にあの光景がフラッシュバックする
家族の涙、誰もいない冷めた布団、そしてカラカラ回る風車
留三郎の心に湧いたのは怒り出したいような泣きわめきたいような気持ちの奔流だった
自分の目の前にいる男…それはあの日、生き残ってしまった自分の弟なのだと、そう思った。



…はい、こんな感じで(尻切れトンボですまん)こっから無自覚文→←食だったのが
共依存文食になっていけば良いな!と思ってる…なるの、か?
余談ですけど4年生くらいで想像してます、ロン毛だったら尚良し←





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