ハロウィーン話
![](//img.mobilerz.net/sozai/927_w.gif)
キョウヘイとトウヤの場合。
「トウヤ先輩!今日が何の日だか知ってますか?」
「あぁ、知ってる知ってる。ほらトリックオアトリート」
「うわ、普通にお菓子持ってたよこの先輩」
「お前の考えてることなんてお見通しなんだよ。分かったら帰れそして二度と顔を見せるな」
「うーわ、うーわ。普通ここはお菓子持ってないで俺にいたずらされる時でしょ。先輩空気読めないですね」
「殴られてえのか」
「先輩なら喜んでうけますよ俺!……で、先輩トリックオアトリート」
「は?」
「いやだから、トリックオアトリート」
「いやさっき飴あげたよな」
「でも俺、あの時まだその言葉を言ってなかったんですけど?」
「…………あ、」
「……あぁもう、やっぱ先輩は本当にかわいいですね!さぁお菓子を今すぐ俺に!」
「……よし待ってろ。今台所から取ってくるから」
「はい時間切れでーす。ここで先輩に選択肢を与えたいと思います」
「……おい、なんで今俺は両腕を掴まれてんだ。つか顔近え離れろ」
「ちょうど先輩が今座ってる場所がソファーの上で良かったです。はい1つ目は……」
「聞けよ」
「ちゅーさせてください」
「いや真顔で言うな変態。つうか選択肢にもなってねえし」
「…………」
「……いやだから顔がどんどん近くなってんだけど」
「…………」
「い、いやいやなんで無言なんだよなんか喋れよお前」
「……先輩、」
「な、なんだよ」
「少し黙って」
「……は!?…なっ、おい……やっ、」
「…………」
「やめろっつってんだろこの変態バカ後輩ぃい!!」
「ぶふぇあ!!」
* * * * * *
トウヤは けりとばすを
くらわせた!
本当はハロウィンの時に載せる予定だった短編を、こばなしにしてみました。季節はずれすぎる。
キョウヘイくんがちょっとブラックな話。
……なんかもう本当にいろいろとすいません……。
prev * next
![](//img.mobilerz.net/sozai/927_w.gif)