太乙に 宝貝電話を(以下略)
本日、天化は護衛を降りて夜営の見張りに来ています的な。
『……もしもし?』
「……」
『もしもーし』
「……」
『天化?なんだよ?』
「なんでもないさー」
『まだ夜中だろ…』
「王サマなにしてたさ?」
『寝てたよ普通に』
「ああ」
『天化?』
「俺っちいないからって仕事サボってんじゃないさ、王サマ」
『イキナリ起こしといてなんだよ!言っとくけど今日の分は片付けたからな!』
「ふーん。俺っちいない方が真面目にやってるみたいさね」
『……別にんなことねぇけど』
「……」
『だってよ、せっかくお前がいるんなら長く一緒にいたいじゃん?』
「だったらさっさと片付けて自由時間作ればいいっしょ!」
『それとこれは別ってーか…一緒にお仕事って特権だし』
「他に大事なこともあるさバカ王サマ!」
『え?…お前さみしんぼ?妬いてる?甘えた?』
「んじゃ切るさー」
『はいはい、俺からかけるよー』
「……!!」
ガチャン。
「……寂しいんじゃないけど、直接聞くより王サマの声が近いっしょ?…そんだけさ!宝貝電話が面白いだけさ!」byツンデレ天化