子天化、数え年四歳語録メモ
【親父を超える】
「ね、あのねあのねおれっちね、でっかくなったらとーちゃみたいにつおくなってね、んでね、えと…えっと…んーと…えへへ忘れちったさぁー!てあわせするさってあわせ!えいっ!」
よくしゃべるけど、まだちったいの。
【手合わせの申し込み】
「てわわせっ!……てああせ?んっ、てわわせさ!」
【甘党】
天化「げっぺ、あーんにんっ!んこ!」
天禄「"あ"が抜けてる」
【麻婆豆腐】
「まぼ食うさ!とーちゃのまぼ!」
【絶対の呼び名】
天化「あにき!ヨドヒさ!あっこにヨドヒ止まってるさ!」
天禄「うん…?ヒヨドリね。木にヒヨドリさん来たね天化」
天化「ヨドヒ!」
天禄「ヒヨドリだよ」
天化「やぁさ、違うさ!おれっちのヨドヒ!!」
天禄「"ヒヨドリ"ね」
天化「ふおお!メジロきたさ、メジロォォ!!」
天禄「違うよ天化、あれはすずめさん」
天化「違うさ!おれっちのメジロォォ!!メジロっ、メジロさメジロぴょんぴょんしてる!飛べっメジロっ!」
天禄「……」
天化「んっ、メジロ…むくきた!あにき、むっく!むっくつぇぇ、メジロに勝ったさ!」
天禄「(多分言いたいのはムクドリだよな、僕にはカラスにしか見えないけど…)」
天化「な、な、おれっちむっくと一緒にお空のおつきさん捕まえに行くさぁ!旅の準備すうさっ!」
天禄「(どうしよう、この子ちょっと思い込みが…)」
【違いますよ】
天化「かーちゃ、かーちゃ、おっぱいさー」
賈氏「ちょっと待ってね天化」
天化「おっぱいさーはらへった!げっぺ食うっ!んこ!!」
賈氏「あらあら、もうすぐご飯よ。おやつは我慢なさいな。おっぱい飲むんでしょう?」
天化「おっぱ!おっぱい!」
飛虎「……そりゃ俺んだぞ天化。独り占めすんな」
賈氏「あなた天化に何言ってらっしゃるの!?」
天化「……うん?とーちゃのおっぱい、まずいからやーさ…しょっぺえもん…」
【違いますよ2】
天化「おい、ぶんちゅ!」
聞仲「……」
天化「ぶんちゅ!かーちゃのご飯さ!あい。あげゆさ。おべんと食え!」
聞仲「年上に対する物言いではないな。一体飛虎は何を教えているんだ。それに私はまだ仕事中だ。見てわからんか?飛虎を待つなら中庭に」
天化「……うん?違うさ!ぶんちゅにかーちゃが!ぶんちゅのメシ!!あいよっ!」
聞仲「……私は聞仲だ。"聞仲"」
天化「んっ?うん。ぶんちゅっさ」
聞仲「聞仲」
天化「ぶちゅー…!さ!」
聞仲「脳髄まで飛虎に似るとは気の毒なものだな」
天化「えへへ」
聞仲「嫌味に胸を張るな天化」
天化「ぶんちゅ顔しわしわさ。怒ってばっか。ぶんちゅめ!イイコしなさい!」
聞仲「(飛虎、早くこの未知の生命体を引き取ってくれ…)」
天化「ぶんちゅ、おれっちねみぃさぁ…はらへったおしっこねみー…起きたらてわわせ…」
聞仲「!!??」
天化「すぴぴ…」
次から次へと太師の苦労は露知らずの親子。朝歌は平和でした。