ネタメモ | ナノ
■wt風間隊厨と諏訪2


「どうして諏訪さんと付き合ったんですか?」

菊地原を膝に乗せている苗字に歌川が尋ねた。

「え、なんて?」
「いや、何で諏訪さんと…」
「ん?諏訪って誰かな?ちょっと存じ上げないなあ」

歌川の言葉を遮ってとぼける苗字は笑顔だが、全く笑っていなかった。しまった、と顔を引きつらせる歌川に菊地原の迷惑そうな視線が送られる。諏訪が何かやらかしたのか、苗字が何かやらかしたのかは分からないが、また喧嘩しているのか。

苗字と諏訪の喧嘩など今に始まった事ではない。それはもう、小さなことからくだらないことまで。ケンカップルだなんてニヤニヤしているのは太刀川と迅くらいだ。毎回巻き込まれるので残念ながら慣れてしまったが、迷惑であることに変わりはない。

「…今回は何だ」
「…言いたくない」

ぎゅっと菊地原を抱きしめる苗字は珍しく落ち込んでいた。もう見慣れた光景だが、これはいいのか諏訪。
基本的に諏訪と喧嘩した苗字の行動は、俺達の所へ来て気が済むまで絡む、太刀川達好戦的メンバーと模擬戦で憂さ晴らしする、木崎を飲みに誘って愚痴る、の三通りだ。だからここまで落ち込んだ苗字は初めて見た気がする。俺は携帯を取り出し、木崎にメッセージを送った。

「もう別れたらいいじゃないですかー」
「…うん、そうかもね。」

毎日飽きることなく喧嘩する苗字と諏訪だが、お互い一度も別れを切り出した事はなかった。菊地原の適当なその言葉に苗字が同意すると思っていなかった二人は目を見張る。
今回の原因に心当たりがないわけではない。本人達から聞いていないのでまだ憶測の域だが、何年もこいつらの喧嘩に付き合ってきたのだ、おそらく間違いない。何度か木崎とやり取りした後、了承の文字が返ってきた。

さて、意地っ張りで面倒くさい友人達に一肌脱いでやろうか。



数日後、本部のロビーでいつもの様に喧嘩する苗字と諏訪の姿があった。

「うわ、結局喧嘩してる…」
「風間さん、二人に何したんですか?」

その姿を見て、俺は小さく笑った。

「さあな、内緒だ。」






諏訪さんが出てこない。風間隊厨感が出てない。喧嘩の原因と風間さんとレイジさんが何したのかは書けたら書きます。付き合うキッカケも風間さんとレイジさんが何か仕出かしたんじゃないかなあ。風間さんの最後の台詞が書きたかっただけである。



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